FUTABA
低発煙・難燃性ゴム
火災は、炎とともに大量に発生する煙や有毒ガスが死亡原因となっています。

そして近年は多くの尊い人命を失う大規模な火災が発生しています。

2003年2月18日 韓国・大邸地下鉄にて引火による火災事件発生。

構内の通電が停止し、乗客はドアが開かず閉じ込められたまま炎と煙に倒れる。

(死者196名・負傷者147名 死因は窒息死及び焼死)車両には、

繊維強化プラスチック・塩化ビニル・ポリウレタン材などが使われ、こうした素材に

炎が燃え広がり、大量の有毒ガスが発生したことが被害を大きくしたといわれています。

安全対策・危機意識が強まる中、当社では燃焼時の

炎の拡散・炎の発生および有毒ガスの発生を抑えた低発煙・難燃性ゴムを開発しました。

難燃性EPDM 燃焼性試験

(評価方法)

厚さ3ミリの短冊状サンプル(13130_)を使用。

アルコールランプに着火後の時間経過とともに燃焼の状態、発煙性の比較を行なった。

注)試験方法

◎引張試験  JIS K6251  

◎硬さ試験  JIS K6253

◎鉄道車両用非金属材料の燃焼試験方法に準拠。 国土交通省令「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」による。

UL-941996垂直法に準拠 (温度23±2℃、相対温度50±5% 48時間以上)

  ※ 本試験表の値は試験値であり保証値ではありません。

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(試験結果)

左:白色サンプルは難燃性EPDM配合  右:黒色サンプルは弊社汎用EPDM

着火後、20秒経過した時点で黒煙が発生し燃焼の拡大。(汎用EPDM

難燃性配合では180秒経過後も燃焼の拡大なし。

燃焼拡大・滴下
黒煙発生
着火後60秒経過
着火後180秒経過